BTSの5thアルバムのタイトルが「ARIRANG」だと公式に発表された時、私が面白いと思ったのは「伝統民謡の名前を使った」という事実だけではありませんでした。
韓国人にとって「アリラン」という言葉が、どれだけ多くの感情と記憶を背負っているか。
そこが大事だと思います。
アリランは一曲だけではない
韓国には地域ごとに多くのアリランがあります。
だから「アリラン=一つの固定された曲」と考えるより、長い時間をかけて韓国人が歌い継いできた大きな文化の名前に近いです。
別れ、帰ること、懐かしさ
アリランには、離れていく人、帰れない人、もう一度会いたい人の気持ちが重なって聞こえることがあります。
韓国人にとっては、故郷、家族、別れ、戻ること、つながりの感覚と結びつきやすい歌です。
hanとheungは同じではない
アリランを説明する時、「han(한)」だけで全部を説明するのは違うと思います。
hanには喪失、悔しさ、恋しさなどの重さがあります。
一方、heung(흥)は人が集まって歌い、リズムに乗り、気分が上がる力です。
この二つは別の感情です。
ただ、一つのアリランの中で両方を感じることはできます。
韓国のK-Contentにもhanの形は残っている
韓国人が毎日「今、自分はhanを感じている」と考えて暮らしているわけではありません。
でも、映画やドラマ、歌の中では、叶わなかった愛、長い恋しさ、家族の犠牲、理不尽な死、復讐、不公平を耐えて最後に爆発する感情の中にhanの形を感じることがあります。
もちろん、韓国の悲しい作品を何でもhanと呼ぶべきではありません。
BTSがなぜこのタイトルを選んだかは、本人たちの言葉が基準
アルバム名が「ARIRANG」であることは公式事実です。
ただし、BTSがどの意味を最も強く込めたのかを、私は外から断定したくありません。
ここで説明しているのは、韓国人が「アリラン」という名前を聞いた時に感じ得る文化的な背景です。
アリランは古い歌のタイトルではなく、「離れても、またつながる」という韓国の長い記憶を呼び起こす言葉です。

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