韓国のモーテルは全部ラブホテル?外国人旅行者が知っておきたいこと

Korean motel district at night in Seoul

私は韓国のモーテルを、まったく違う二つの目的で使ったことがあります。

一つは恋愛です。若い頃、当時の彼女と数時間だけ部屋を借りる「대실(デシル)」という利用方法を使ったことがあります。

もう一つは仕事です。ソウルの外へ出張した時、翌朝また移動するまで眠れる場所が必要なら、ビジネスホテルより安いモーテルを選ぶこともありました。

同じ種類の建物なのに、使う目的はまったく違う。

私には、これが韓国のモーテルを理解するいちばん分かりやすい説明だと思えます。

韓国のモーテルを単に「安いホテル」と呼ぶのも正確ではありません。かといって、全部を「ラブホテル」と考えるのも違います。

キーワードは「대실(デシル)」――宿泊しない短時間の客室利用

韓国語の대실(デシル)は、宿泊せずに数時間だけ客室を借りる利用方法です。

カップルがこうしてモーテルを利用することも珍しくありません。私自身にも経験があります。

そのため、外国人からは韓国のモーテルが「ラブホテル」に見えやすいのだと思います。実際、カップル向けの利用に強く特化した施設もあり、郊外にはその傾向がはっきりしたところもあります。

でも、それがすべてではありません。

同じ部屋を昼間はデシル利用のお客さんに貸し、清掃してから夜に宿泊客へ販売することもできます。

短時間利用と一泊の宿泊が、同じ施設の中で並行している。 この仕組みを知ると、旅行者には不思議に見えることが少しずつ説明できます。

なお、대실を日本語の漢字で「大室」と置き換えるのは適切ではありません。ここでは韓国語の読みをそのまま「デシル」とし、「短時間利用」と説明します。

韓国モーテルの短時間利用・清掃・宿泊チェックインを示す図
韓国のモーテルは、短時間利用の「대실(デシル)」と宿泊の両方に対応することがあります。※図には英語のラベルもあります。

なぜ宿泊チェックインが夜8時や10時になることがあるのか

一般的なホテルでは午後3時頃からチェックインできる場合が多いでしょう。

ところが韓国のモーテルには、宿泊のチェックイン開始が午後8時や10時という施設もあります。

理由の一つは、宿泊客を受け入れる前に部屋を短時間利用で貸し出せるからです。早い時間から宿泊客を入れると、その日のデシル営業ができなくなる場合があります。

そのため、早めに部屋へ入りたい時は追加料金が必要だったり、指定されたチェックイン時刻まで待たなければならなかったりすることがあります。

これはすべてのモーテルに共通するルールではありません。予約画面に表示された施設ごとの条件を必ず確認してください。

連泊も、普通のホテルと同じとは限らない

二泊以上するなら、予約前に確認しておきたいことがあります。

連泊中、日中も部屋を使い続けられる施設もあれば、日中の利用に追加料金がかかったり、一泊ずつ別の利用として扱われたりする施設もあります。

最低限、次の点をチェックするのが安全です。

  • 宿泊チェックインの開始時間
  • 連泊する間、昼間も部屋にいられるか
  • 早めにチェックインする場合の追加料金
  • 連泊時に発生する、その他の追加費用

部屋の写真が良くても、滞在条件が合わなければ便利な宿にはなりません。

私が出張でモーテルを選んだ理由は、価格だった

地方へ出張した時、私がモーテルを使った大きな理由は価格でした。

平日なら、同じくらいの料金のビジネスホテルより広く、設備の良い部屋を選べることもありました。

夜遅く着いて寝て、翌朝すぐ出発する。そんな使い方なら、合理的な選択になり得ます。

ただし、韓国のモーテルがいつでも安いわけではありません。

金曜・土曜の夜、特に繁華街では料金が大きく上がることがあります。私がとくに一般のホテルと比較したいのはクリスマスや年末年始です。

カップルの需要が高まる時期には、モーテルの価格がかなり上がり、安さという利点がなくなる場合があります。

だから「モーテルのほうが安いはず」と決めつけず、同じ日のビジネスホテルとも比べてみてください。

部屋の設備が充実している施設もある

韓国のモーテルには、客室の設備にかなりお金をかけている施設があります。

大型テレビ、パソコン、大きな浴槽、衣類ケア家電、マッサージチェアなど、似た価格のビジネスホテルより広くて豪華な部屋もあります。

もちろんすべてではありません。古い建物もあれば、必要最低限の設備しかない施設もあります。予約サイトの写真と実際の状態が違う可能性もあります。

ただ、宿泊施設として力を入れている部分が異なることはあります。

モーテルは客室の中の設備や体験に重点を置き、ビジネスホテルは標準化されたサービスや施設全体の運営に重点を置く場合がある、という違いです。

ベッド・テレビ・浴室などが備わった韓国のモーテルの客室イメージ
韓国のモーテルには設備の充実した客室もあります。施設ごとに異なります。

看板に「HOTEL」とあっても、運営方法を確認

韓国には、営業方法はモーテルに近くても、名前に「HOTEL」「STAY」「BOUTIQUE HOTEL」といった言葉を使う施設があります。

看板より重要なのは実際の利用条件です。

短時間利用を提供しているか。宿泊のチェックインは何時からか。連泊中に部屋を使えるか。荷物預かりや朝食サービスはあるか。

こうした条件を確かめるほうが、施設名だけで判断するより確実です。

一人の出張ならモーテル、家族旅行ならホテルを先に考える

私なら、一人で出張し、夜に寝て翌朝出るだけならモーテルを十分に候補に入れます。

一方、家族連れの旅行、初めての韓国旅行、大きな荷物を持つ旅行、フロントのサポートや英語対応を重視する場合は、普通のホテルのほうを先に検討します。

客室の冷蔵庫に無料の水や飲み物があるモーテルもありますし、連泊中に頼めば清掃してくれる施設もあります。

ただし、セーフティーボックス、英語での対応、荷物の預かりなどを、一般ホテルと同じ水準で当然受けられると思わないほうがいいでしょう。施設ごとに確認が必要です。

ここで挙げた一般的な設備や運営条件は、私が利用したすべてのモーテルで実際に確認した、という意味ではありません。

韓国のモーテルとビジネスホテルを比較する図
モーテルとビジネスホテルでは、チェックイン時刻や連泊条件が異なる場合があります。※図には英語のラベルもあります。

予約する前に、私ならここを見る

  • 実際の宿泊チェックイン時刻
  • 二泊以上する場合の連泊条件
  • 早めのチェックインと追加料金
  • 禁煙客室の有無
  • 荷物の預かり
  • 駐車場の条件
  • 英語対応が必要なら、最近の宿泊者レビュー
  • 特に週末や年末は、一般ホテルとの料金比較

大切なのは一つです。

部屋の値段だけを見て予約せず、宿泊条件を読んでください。

韓国のモーテルは、単なるラブホテルではない

私がモーテルを利用した二つの理由に、答えがあると思います。

若い頃は恋人と数時間だけ部屋を借りました。仕事で地方へ行った時には、実用的な宿として一泊しました。

同じような客室でも、利用目的はまったく違います。

外国人の方に一言で説明するなら、こう言いたいです。

韓国のモーテルは、単なる格安ホテルでも、単なるラブホテルでもありません。短時間利用と宿泊が並行して存在する、韓国独特の宿泊形態です。

この仕組みを知っていれば、遅いチェックイン、連泊条件、客室設備への力の入れ方、特定の日の料金変動が、ずっと理解しやすくなるでしょう。

韓国で泊まる場所について質問があれば、コメントに残してください。分かる範囲でお答えします。


日本語版について

この日本語版は、韓国人の筆者が韓国語で書いた原稿をもとに、AIを活用して翻訳・ローカライズし、内容を確認・編集しています。

できるだけ自然な日本語になるよう確認していますが、韓国語特有のニュアンスが十分に伝わらない場合があります。気になる表現がありましたら、コメントで教えていただけると助かります。


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