ソウルの地下鉄・バスの乗り方|T-moneyと乗り換えを韓国人が解説

Seoul subway platform with a train and passengers in backlight

ソウルの公共交通は、最初に見るとかなり複雑です。

地下鉄の路線は多いし、バスまで入れるとさらに分かりにくく見えます。しかもソウルだけで終わらず、京畿道や仁川までつながっています。

でも、旅行者がその仕組みを全部覚える必要はありません。

私ならこうします。

T-moneyを一枚持つ。NAVERマップで行き先を見る。乗る時と降りる時にカードをタッチする。あとは表示に従う。

ソウルの公共交通は、全部理解してから使うものではありません。使いながらシステムに任せれば大丈夫です。

仁川空港から、そのまま始められる

仁川国際空港に着いたら、そこからT-moneyを使い始められます。

空港鉄道AREXの一般列車はT-moneyで利用でき、そのまま弘大入口やソウル駅方面へ移動できます。直通列車は別チケットです。

私なら最初に2万ウォンくらい入れます。

これは公式の推奨額ではなく、私ならそうするという話です。空港から市内へ移動し、そのあと地下鉄やバスを何度か使うことを考えると、最初から1万ウォンだけより少し余裕があります。

その後は必要な時に1万ウォンずつ追加すれば十分です。

カードリーダーには降りる時に残高も表示されます。私はそれを見て、5,000ウォン前後まで減ったらまたチャージすることが多いです。

そして、できれば1人1枚持ってください。乗車、降車、乗り換えの記録をカードごとに管理するので、そのほうがシンプルです。

NAVERマップを使えば、路線図を暗記する必要はない

目的地を入力すると、NAVERマップが地下鉄、バス、乗り換え、徒歩区間までまとめて出してくれます。

旅行前にソウルの交通網を勉強しておくより、その時その時でルートを見たほうが早いです。

「今どこから、どこへ行くか」だけ分かればいい。

初めてなら、地下鉄を基本にする

初めてソウルへ来る人には、私は地下鉄を移動の基本にすることを勧めます。

渋滞の影響を受けず、英語案内も多く、時間も読みやすいからです。

地下鉄では難しいことを考えず、Transfer / 환승とExit / 출구だけ意識してください。

乗り換えるならTransfer、駅を出るならExitです。

そして、ホームにいるうちに出口番号を見ておくと楽です。大きな駅では、上がる階段を間違えるだけでかなり遠回りすることがあります。

空港鉄道や9号線など、一部の乗り換えでは途中でもう一度カードをタッチする場所があります。

乗り換え表示に従っていて機械がタッチを求めるなら、そのままタッチしてください。

入る時にタッチ。出る時にタッチ。途中で求められたら、そこでもタッチ。

バスは「番号・方向・停留所番号」の順に見る

バスは慣れると便利ですが、初めてなら地下鉄より少し難しいです。

私ならまず、地下鉄で近くまで行けない時に使います。

バス停で確認する順番は単純です。

バス番号 → 方向 → 5桁の停留所番号

同じ名前の停留所が近くに複数あることもあります。NAVERマップに出る5桁の停留所番号と、実際の停留所の番号を比べると間違いにくいです。

ソウルの大通りでは、停留所が歩道側ではなく道路中央のバス専用レーンにあることもあります。

ソウルの大通り中央にあるバス専用レーンの停留所
NAVERマップでは停留所があるのに歩道側に見当たらない時は、道路中央も見てください。

電子案内板がある停留所なら、到着予定のバスも一緒に確認できます。

大きな停留所では、地面のバス番号を見る

明洞や江南など、利用者の多い停留所では複数の列ができていることがあります。

特に京畿道方面へ行く広域バスは、路線ごとに列が分かれていることがあります。

ソウル中心部のバス停で複数の路線を待つ乗客
列が複数ある時は、いちばん近い列に並ばず、自分の路線を確認します。

停留所によっては地面にバス番号が書いてあります。

ソウルのバス停の地面に表示された5001A番の乗車位置
地面に路線番号がある場合は、その番号の後ろに並びます。

バスも、乗る時と降りる時にタッチする

乗る時にT-moneyをタッチし、降りる前にももう一度タッチします。

目的地が近づいたら降車ボタンを押してください。

降りる時のタッチは、乗り換え割引だけのためではありません。料金計算にも使われます。

だから、乗り換える予定がなくても、毎回タッチする習慣にしてしまうのが楽です。

乗り換えはソウルだけで終わらない

ソウルの統合運賃制度は、地下鉄とバスを組み合わせて使えます。

公式案内では、基本の乗り換え時間は降車後30分以内、夜9時から翌朝7時までは60分以内です。乗り換えは最大4回、合計5回の乗車まで認められます。

そして旅行者にとって重要なのは、これがソウル市内だけの話ではないということです。

地下鉄や広域バスを使えば、京畿道や仁川まで同じ交通圏として移動できます。

ソウルの外へ出るからといって、毎回まったく別の交通システムになるわけではありません。

ソウル中心部は、歩いたほうが早いこともある

私は鍾路、乙支路、忠武路あたりを歩いて移動することがよくありました。

地下鉄で一駅だからといって、必ず電車に乗る必要はありません。

地下へ降り、ホームまで歩き、電車を待ち、また地上へ出る時間を考えると、10分や15分ならそのまま歩いたほうが早いこともあります。

地下鉄とタクシーは、どちらか一つを選ぶものではない

私はソウルでタクシーを運転していました。

だからといって、旅行者に何でもタクシーで移動しろとは思いません。

むしろ渋滞する時間帯なら、地下鉄で目的地の近くまで行って、最後だけタクシーに乗るほうが時間を節約できることがあります。

逆に、荷物が多い時や乗り換えが面倒な時はタクシーのほうが楽です。

地下鉄、バス、徒歩、タクシーを一つの移動手段として組み合わせる。

私はそれが、ソウルで一番自然な動き方だと思います。

全部覚えなくていい

ソウルの公共交通は、路線図だけ見れば難しく見えます。

でも旅行者が実際にやることは多くありません。

  • T-moneyを用意する
  • NAVERマップで行き先を見る
  • 乗る時と降りる時にタッチする
  • 地下鉄ではTransferとExitを見る
  • バスでは番号・方向・停留所番号を見る

ソウルの交通システムを暗記しようとしないでください。正しくタッチして、表示に従えばいいです。

韓国の交通や移動について気になることがありますか?コメントで質問してください。私が分かることなら、時間のある時にお答えします。


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