韓国の縁起担ぎには、宗教や古い迷信だけでは説明できないものがあります。
かなり多くが、韓国語の言葉遊びから生まれています。
試験前に餅や飴を贈る
韓国語の「붙다(butda)」には「くっつく」という意味があります。
同時に、試験に「受かる」という意味でも使います。
だから試験前に、粘り気のある餅や飴を「ぴったり受かれ」という気持ちで贈ることがあります。
私も学生時代、試験の前にこういうものをたくさんもらいました。
ワカメスープは避ける
逆に、試験前にワカメスープを避けるという話があります。
ワカメがつるつるしているので、「미끄러지다(滑る)」→「試験に落ちる」を連想するからです。
もちろん、本気で信じる人ばかりではありません。
知っているから冗談半分で避ける、という人も多いです。
開店祝いにトイレットペーパーを持って行く理由
韓国では新しい店や家に、トイレットペーパーを贈ることがあります。
紙がするするとほどけることから、「일이 술술 풀리다」=物事がすらすらうまく進む、という表現につなげます。
私は実際に、こういう祝いでトイレットペーパーを持って行ったことが何度もあります。
靴を恋人に贈ると逃げる?
恋人に靴を贈ると、その靴を履いて逃げていくという有名な話もあります。
これも多くの韓国人が100%信じているわけではありませんが、今でも冗談として通じます。
数字の4を嫌う理由
数字の4は、漢字の「死」と韓国語の音が同じ「사(sa)」になるため、不吉だと感じる文化があります。
古い建物のエレベーターなどで4階をFと表示した例もありました。
信じるかどうかより、言葉の感覚が面白い
私はこういう文化を「韓国人は迷信深い」とだけ説明したくありません。
韓国語の音と意味を使って、祝い、応援、冗談を作っている部分が大きいからです。
縁起そのものより、言葉が生活に入り込んでいるところを見ると韓国らしさが分かります。

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