済州で強く記憶に残っている食事の一つが、高級魚ダグンバリ(다금바리)の刺身を中心とした海鮮コースです。私は有名な観光店をチェックリストとして巡るより、地元の人が使う食堂を訪れるほうが好きです。その日の食事も、単に高い刺身を一皿食べて終わりではありませんでした。
韓国の刺身店は、メインの魚だけを食べる場所ではない
ダグンバリの前後には、アワビやタコなどいろいろな海鮮料理が並びました。韓国の刺身店では、こうした料理がメインを待つ間のおつまみ(안주、アンジュ)にもなります。刺身が重要なのはもちろんですが、食卓に並ぶ料理すべてが一回の食事の一部なのです。

良い刺身は、まずシンプルに食べたい
私は最初の何切れかを、いきなり辛い酢コチュジャンやニンニクで味付けしません。少しの醤油とワサビで魚自体の味を確かめます。そのあと酢コチュジャン、ニンニク、唐辛子、エゴマの葉やサンチュで味を変えていきます。正解は一つではありません。同じ魚を、ひと切れごとに違うバランスで楽しむのが好きです。

最後の鍋が、ダグンバリより記憶に残ることも
これは完全に私の好みですが、刺身を食べ終えたあとに残った魚の骨と頭で煮る最後のスープを大切にしています。韓国の刺身店では辛いメウンタンがよく知られています。でも、私は可能なら唐辛子の強い調味料を入れない、澄んだスープ(지리、チリ)が好きです。
私なら骨と頭を入れて30分ほどじっくり煮込み、最後に塩だけで薄く味を整える。最初は淡泊だった汁が、時間とともに魚の旨味を含むようになります。せっかくの良い魚なら、必ずしも強い味付けで覆う必要はないと思います。

タコなども、みんなで少しずつ分けて食べる
サンナクチを食べたのは別の食事ですが、韓国式の海鮮のテーブルを考えるとつながります。一人でタコだけを完食するのではなく、いくつもの海鮮を少しずつ分け、ソジュを飲みながら料理をつまむ。こうしたみんなで一つの食卓を作る流れも、韓国の刺身店らしさです。
ダグンバリは日常食ではない
ダグンバリは高級魚で、値段も高い。私は韓国人がいつも食べている普通の夕食のようには紹介しません。思い出すのは高級魚の名前だけでなく、料理が次々に出てきて、刺身の味を変えながら食べ、最後は澄んだスープでゆっくり食事を締めくくった時間です。刺身を食べたというより、海鮮の食卓を最初から最後まで楽しんだという記憶に近いのです。
済州で刺身を食べた経験や韓国の海鮮料理について質問があれば、コメントで聞かせてください。タコを食べる文化はサンナクチの記事、済州のほかの食事はコギグクスと豚料理でも紹介しています。
日本語版について
この日本語版は、韓国人の筆者が韓国語で書いた原稿をもとに、AIを活用して翻訳・ローカライズし、内容を確認・編集しています。
できるだけ自然な日本語になるよう確認していますが、韓国語特有のニュアンスが十分に伝わらない場合があります。気になる表現がありましたら、コメントで教えていただけると助かります。

コメントを残す